日本百貨店協会が25日発表した6月の全国百貨店売上高によると、訪日客の購買を示す免税売上高は前年同月比約2.4倍の661億円だった。単月で過去最高だった5月(718億円)に次ぐ2番目の水準。1~6月の累計は3344億円と半期で初めて3000億円を突破した。円安を背景に訪日客が増加し、売り上げを押し上げた。
6月の免税購買客数は92.3%増の57万9000人と最多を記録した。化粧品や高級ブランド品などが売れた。
全体の売上高総額は5018億円だった。既存店ベースで14.0%増と28カ月連続のプラス。訪日客需要に加え、好天や猛暑で晴雨兼用の傘や夏物衣料などが伸びた。