日本百貨店協会が24日発表した4月の全国百貨店売上高は、総額4441億円だった。既存店ベースでは前年同月比8.9%増と、26カ月連続で伸びた。円安が進行する中、訪日客による高額品の消費などが売上高の拡大に寄与した。
訪日客については、免税売上高が2.8倍の599億円と大きく増加。購買客数も50万6000人と初めて50万人を超えた。いずれも比較可能な2014年10月以降、最高となった。
全体の入店客数は2.4%増。商品別では、宝飾やバッグなどの高額品、化粧品が好調だった。一方、価格上昇による買い控えなどから食料品は前年実績に届かなかった。