食品宅配サービスを手掛けるウーバーイーツジャパン(東京)は5日、自律走行ロボットによる配送を東京・日本橋エリアで6日に始めると発表した。人手不足への対応が狙いで、ウーバーのロボット配送は米国に続き2カ国目。当面は1台で運用し、注文を受けてから30分程度で配達できる場合に活用する。
ロボットは米企業製で、最高時速5.4キロで歩道を走行する。カメラが搭載され、横断歩道を渡る際などは、運行を担う三菱電機グループが遠隔操作する。利用者は受け取るために屋外に出る必要がある。三菱電は「建物内の走行やエレベーターとの連携も技術的に可能だ」と説明している。
5日のデモ走行では、ロボットがとんかつ店に行って料理を受け取り、利用者役のいる場所へ配達した。デモ走行を目にした30代女性は「(見た目が)かわいい。(世の中が)進化していると感じた」と話していた。