【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は18日、米百貨店大手メーシーズが従業員全体の約13%に相当する約2350人を削減するほか、メーシーズの5店舗を閉鎖すると報じた。経費を削減するとともに顧客満足度の向上策を講じるのが狙い。
WSJが同日付の社員向け文書を基に伝えたところによると、サプライチェーンの自動化を推進する上、具体的な業務名は明らかにしていないものの一部の外部委託、決定迅速化に向けて管理職層のスリム化を行う。閉鎖される店舗はカリフォルニア州の2店とバージニア、ハワイ、フロリダ各州の1店。
同社では、ジェフ・ジェネット会長兼最高経営責任者(CEO)が2月に退任し、傘下の高級デパートチェーン「ブルーミングデールズ」の会長兼CEOを務めたトニー・スプリング氏が次期CEOに就任することが決まっている。