日本百貨店協会が25日発表した11月の全国百貨店売上高によると、インバウンド(訪日客)の購買を示す免税売上高が前年同月比約2.3倍の約394億9000万円と前月に続き過去最高を更新した。円安を追い風に海外ブランドなど高額品が売れた。
購買客数は約2.8倍の約38万人で、中国本土や韓国からの客が多かった。化粧品や食品も人気だった。同協会によると、地方空港への直行便の就航などの効果もあり、地方都市でも免税売上高が増加傾向にある。
全体の売上高は総額約5023億円。既存店ベースで7.4%増と21カ月連続のプラスだった。