イオン、いなげやへのTOB期間延長=29日まで、価格は変更せず
イオンは14日、出資先の大手食品スーパー「いなげや」に実施しているTOB(株式公開買い付け)の期限を、21日から29日に延長すると発表した。いなげやの有価証券報告書などに訂正があったことが理由。買い付け価格の1株当たり1610円は変更しない。
いなげやによると、同社の監査法人が報告済みの2023年3月期決算を再算定したところ、追加で繰り延べ税金資産を取り崩す必要があるとの指摘を受けた。
これに対し、イオンは「極めて遺憾」としつつ、「いなげやの収益予測に影響が生じることはない」と判断。出資比率を約17%から51%に引き上げて、連結子会社化する方針は変えないことにした。