百貨店売上高、11.8%増=外出増加、訪日客も伸長―8月

時事通信社
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伊勢丹新宿店外観
日本百貨店協会が25日発表した8月の全国百貨店売上高は、総額3897億円だった

 日本百貨店協会が25日発表した8月の全国百貨店売上高は、総額3897億円だった。既存店ベースで前年同月比11.8%増と、18カ月連続のプラス。旅行や帰省など外出の機会が増えたことで、関連商品が売れた。インバウンド(訪日客)の増加基調も続いた。 

 商品別では、海外ブランド品や時計など高額品が引き続き好調。夏物衣料や化粧品も伸びた。レストランやビアガーデンも盛況で、これらを含む「食堂・喫茶」は29.7%増加した。

 インバウンドの購買を示す免税売上高は約3.5倍と高い伸び。一方で、中国からの団体旅行が解禁されたが、まだ影響はみられないという。同協会は中国からの団体客について「9月末に始まる国慶節の休暇ごろから来るのではないか」としつつ、「(東京電力福島第1原発の)処理水問題もあり、一気に増える状況ではない」と見通している。

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