大阪ガス、冷蔵パウチ食のサブスク参入=共働き世帯に需要
大阪ガスは12日、冷蔵パウチ食品をサブスクリプション(定額制)サービスで届ける宅食事業に参入したと発表した。温めればすぐに食べられる上、冷蔵庫内でコンパクトに保存できることから、共働き世帯を中心に需要が高いと判断。同社が運営する料理教室が監修し、3年をかけて開発した。
月額4850円で10パックから注文可能で、約1カ月の長期保存ができる。メニューは自分では選ばず、食の好みなど簡単な質問に答えることで、40種類以上の品目から適したものが選ばれて毎月届けられるという仕組みを導入した。
近本茂常務執行役員は大阪市内で開いた発表会で、「生鮮食品、冷凍食品に次ぐ『第三の宅食』と位置付け、新たな価値をもたらしたい」と発言。年間売上高では5年後にも、「2桁億円の後半」を目指すとした。