日本百貨店協会が25日発表した7月の全国百貨店売上高は、総額4758億円だった。既存店ベースで前年同月比8.6%増と17カ月連続のプラス。インバウンド(訪日客)による売り上げが大きく伸び、免税売上高はコロナ禍直前の2019年実績を初めて上回った。
免税売上高は、前年同月の3倍となる約313億円。円安を追い風に、海外高級ブランド品や時計など高額品が売れた。中国人客を中心に、化粧品の人気も高かった。
全体では、衣料品が夏物の好調で10.7%増。旅行用品や日傘などの身の回り品は16.0%増で、紫外線対策商品など化粧品は15.1%増だった。