〔海外決算〕米ウォルグリーン、通期見通し下方修正=3~5月期は増収減益
【ニューヨーク時事】米ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは27日、2023年8月通期の業績予想について、調整後1株当たり利益を4.00~4.05ドル(従来予想4.45~4.65ドル)に引き下げた。新型コロナウイルスのワクチン接種の需要低減や、インフレに伴う家計支出の減少が要因。通期のコスト削減額を当初目標の35億ドルから41億ドルに引き上げ、収益の改善を進める。
23年3~5月期(第3四半期)は増収減益だった。米国では新型コロナに関する非常事態宣言が解除され、ワクチンや検査のニーズが低下したことが響いた。売上高は市場予想を上回った一方、調整後1株当たり利益は下回った。