米ウォルグリーン、最低賃金を時給15ドルに引き上げ、10月から

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室
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米ウォルグリーン
時給引き上げに伴う新たな人件費投資は、今後3年で約4億5000万ドルに上る

 ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの米国事業部門であるウォルグリーンは8月31日、従業員の最低賃金を時給15ドルに引き上げると発表した。10月から引き上げを開始し、11月1日までに完了する。

 ウォルグリーンは米国とプエルトリコ、米領バージン諸島で9000店舗以上を展開している。同社は新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、店内の薬局部門や食品・日用品販売部門、インターネット通販部門などで約2万5000人のフルタイム従業員、パートタイム従業員を新規雇用した。

 時給引き上げに伴う新たな人件費投資は、今後3年で約4億5000万ドル(約500億円)に上ると予想される。

 米国の小売業界では、要員確保のために最低賃金を引き上げる動きが広がっている。ウォルグリーンのライバルであるCVSヘルスは8月4日、2022年7月までに最低賃金を15ドルに引き上げると発表した。同社ではすでに約65%の従業員が時給15ドル超となっているという。

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