ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス（USMH）は2月24日、広告配信用デジタルサイネージ（電子看板）の設置面数が2500面を超えたと発表した。傘下のカスミが2020年4月、広告配信サービス「ignica（イグニカ）サイネージサービス」の実証実験を開始し、同年10月からマルエツ、マックスバリュ関東でも同サービスの展開を進めているが、現在はグループの約6割の店舗にまで拡大している。
2月24日時点での同サイネージサービスの展開面数は、カスミ1850面（190店）、マルエツ655面（104店）、マックスバリュ関東73面（8店）で、グループ計2578面（302店）となっている。
また、同サイネージサービスの外販も行っており、イオンリテールが63面（4店）を導入している。
USMHでは、同サイネージサービス用のコンテンツ管理システム「ignica SSP（サイネージ・サービス・プラットフォーム）」の開発を新たに進めており、2月末にはこれまでExcelで提供していた視聴実績を広告クライアントがオンラインで確認できる機能を実装する予定だ。さらに、広告クライアントが出稿したい動画コンテンツを自身で登録したり、放映したい期間や店舗を選択したりできる機能も近日中にリリースする。