【シリコンバレー時事】料理宅配の米ドアダッシュは30日、社員約1250人を削減すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の拡大で人件費が急増する中、世界的な景気後退の懸念なども考慮し、体制を見直す。「ウォルト」として展開している日本事業も対象となる可能性がある。
シュー最高経営責任者(CEO)は社員向けのメッセージで、「チームの成長管理に厳格ではなかった。それは私の責任だ」と述べた。コロナ禍で収益は急速に伸びたものの、同時にコストも膨れ上がった。
ドアダッシュは昨年12月時点で北米を中心に約8600人を雇用。今年6月にフィンランドの同業ウォルトを買収し、人員規模は拡大したとみられる。日本事業は買収後にウォルトに統一している。