【家計調査】 1月の消費支出は3.1%減、5ヵ月連続で減少

2016/03/03 00:00
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 総務省が発表した2016年1月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり28万973円で、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比3.1%の減少だった。4.4%減だった前月よりマイナス幅は縮まったが、5ヵ月連続でのマイナスとなった。

 

 1月は中旬まで暖冬が続いたことから、電気代など「光熱・水道」が10.7%減となったほか、冬物衣料への出費が減り「被服及び履物」が5.9%減った。設備器具など「住居」も16.1%減と大きく落ち込んだ。

 

 一方、外食や調理食品への支出が増えて「食料」は2.9%増、電子レンジや気冷蔵庫を含む「家具・家事用品」も4.8%増といずれも2ヵ月連続の増加となった。

 

 また、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実収入は43万4330円で実質1.3%減と5ヵ月連続で減った。

 

 収入と支出の減少が続いており、消費は弱含みの状態だ。

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