カインズは、同社の新たな人事戦略である「DIY HR®」が、日本の人事部「HRアワード 2022」(主催:「HRアワード」運営委員会、後援:厚生労働省)の企業人事部門に入賞したと発表した。(HR= Human Resources=人事)
DIY HR®は、カインズが 2021 年 9 月にリリースした人事戦略。くらしを良くするために自分で創意工夫すること全てが「DIY」であるという思想の基に、その基本コンセプトは、その思想を組織文化へも浸透させるというもの。DIY HR®は、DIY Career Path®、DIY Learning®、DIY Communication®、DIY Workstyle®、DIY Well-being®の 5 つの柱から成り立っており、その柱ごとに展開されている施策によって、正社員だけでなく、パート・アルバイトを含めた全てのメンバーの顕在的、潜在的な個の力を引き出し、組織パフォーマンスを最大化することを目指している。
その効果として、展開から約半年間で、キャリアを自律的に考える割合が 8 割に向上し、また、自律的な学びを促す公募型研修の受講時間が 6500 時間超になり、更に、正社員のeNPS(Employee Net Promoter Score)が4ポイント改善するなど、キャリアと学びの自律が助長され、自律型組織への転換のベースが構築できたとしている。
HRアワードは、HRを通じた全国の企業の発展を目指す表彰制度で、HR 関連で最も権威ある賞として信頼されている制度で、今年で 11 回目を迎える。企業人事部門の他に、書籍部門、プロフェッショナル部門がある。今年の企業人事部門には、カインズの他、NTTコミュニケーションズ、富士通、丸紅、ライオンなど11社が入賞している。
今回の入賞後に、『日本の人事部』正会員24万人による、最優秀賞・優秀賞候補を選出する投票が行われる(8月2日受付開始)。投票結果を受け、選考委員会が最終承認を実施し、10月18日に結果が発表される予定。