エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは7月から、兵庫県川西市で産官学連携による「食品廃棄ゼロエリアプロジェクト」をスタートさせた。グループの店舗「イズミヤ多田店」や「川西阪急」などを拠点として、地域全体の食品廃棄物削減に取り組む。
イズミヤ多田店では、廃棄される商品に付加価値を付けて再商品化する「アップサイクル」商品の開発、食品廃棄物を利用した堆肥で育てた農産物の販売などを通じて、食品の循環サイクルの構築を図る。
川西阪急では、地域住民の関心を高めるために情報発信やイベントを実施する。子供たちが参加する「食品ロス0 アイデアコンテスト」の実施も計画している。
プロジェクトは、環境省が公募した「地方公共団体及び事業者による食品廃棄ゼロエリア創出の推進モデル事業等」に採択されており、川西市や大手前大学、大阪公立大学、合同会社ディスコント、NPO法人のDeepPeopleが参加する。