食品スーパー大手のいなげやは7月30日、総菜子会社のクックサンを2014年4月1日付で吸収合併すると発表した。総菜部門と他の生鮮食品部門の連携を深め、総菜強化を図るのが目的。
クックサンの2013年3月期の売上高は185億円、営業利益は1億7800万円。いなげやの100%子会社のため、連結業績に影響はない。
食品スーパー大手ではヤオコーも15年4月をめどに総菜子会社の三味を吸収合併することを決めている。
なお、同時に発表したいなげやの13年4~6月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比4.3%増の560億円、営業利益が80.6%減の5300万円だった。既存店売上高は3.3%減と苦戦したが、昨年10月に子会社化した三浦屋の連結効果もあり増収を確保した。一方、既存店活性化投資の負担などで営業利益は大幅減となった。