ぐるなびとテンポスホールディングスは25日、飲食店の経営支援で業務提携すると発表した。飲食店の販促や送客に強みを持つぐるなびと、開店・閉店時の厨房(ちゅうぼう)機器提供や回収を手掛けるテンポスHDが組むことで、新規出店から運営、閉店に至るまで一貫したサービスを提供できるようになる。
両社は互いに社員を派遣するほか、営業や商品面で協力する。顧客データも連携させる。
記者会見した森下篤史テンポスHD社長は「(厨房機器の)中古と新品を売るだけなく、サービスも提供する飲食店のプロデューサーを目指す。ぐるなびに力を貸してもらう」と説明。杉原章郎ぐるなび社長は「両社が強みを交換することで、これまでやりたくてもやれなかったことができる」と話した。