トリドールHD、28年3月期に売上倍増の3000億円、国内外で出店攻勢

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トリドール(丸亀製麺)
国内では、丸亀製麺の郊外での出店を継続するほか、都心部での展開を加速させる。

 「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングス(HD)は、2028年3月期に売上高3000億円を目指す5カ年の中期経営計画を発表した。国内外で出店攻勢をかけ、22年3月期に比べて売上高を倍増させる。

 同社の22年3月期の連結業績(国際会計基準)は、売上高に当たる売上収益が前期比13.8%増の1533億円、営業利益が142億円(前期は73億円の赤字)、期末店舗数は1720店舗だった。

 店舗数はM&Aを含まない自前での出店で、28年3月期に5500店舗超を目指す。営業利益は約2.1倍の約300億円に拡大させる。

 国内では、丸亀製麺の郊外での出店を継続するほか、都心部での展開を加速させる。また、「コナズ珈琲」「肉のヤマキ商店」「豚屋とん一」などの中から国内100店舗超、売上100億円の規模を持つ業態を複数育てる。

 海外では現地のフランチャイズ本部となるパートナー企業との関係を強化、丸亀製麺だけでなく複数の業態を展開していく。各国・地域のFC本部を支援する本社体制も整備していく。

 22年3月期のセグメント別売上高は、丸亀製麺が921億円、海外事業が410億円、その他が201億円だったが、28年3月期にはそれぞれ1300億円、1000億円、700億円を目標とする。

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