大手百貨店5月の既存店売上高は微減、関東の基幹店が苦戦
大手百貨店4社が発表した5月の既存店売上高は、J.フロントリテイリングを除く3社が前年同月比でマイナスとなった。Jフロントは梅田店の増床効果で既存店売上高は1.4%増となったが、三越伊勢丹は0.4%減、高島屋は2.7%減、エイチ・ツー・オーリテイリングは3.7%減だった。
各社とも関東地方の基幹店の苦戦が目立っている。三越伊勢丹では伊勢丹新宿本店が4.5%減、三越日本橋本店が5.8%減だった。
Jフロントでは増床した大丸梅田店が73.5%増と大きく伸びたが、大丸東京店が4.2%減、松坂屋銀座店が26.8%減。
高島屋では関西の6店舗計で0.5%のプラスだったのに対し、関東の8店舗計では4.5%のマイナス。東京店が7.7%減、横浜店が1.1%減、新宿店が8.7%減など都心店が軒並み前年割れとなった。