コーナン商事、疋田直太郎副社長が11月13日付けで社長に就任
コーナン商事の社長に、疋田直太郎副社長が11月13日付けで昇格した。創業者の疋田耕造社長は取締役相談役に退いた。
同社は、取締役の1人が仕入先から不適正な資金を受け取っていた疑いなどから弁護士5人で構成される第三者委員会が調査を進め、その報告書を6日に公開していた。それによると疋田耕造氏は同取締役に個人的に資金を融資し、その資金で取締役が購入した土地を取締役会の決議を経ずにコーナン商事に貸すなどしていた。今回の社長交代は、その責任を取って疋田氏が社長を退いたことに伴う。同時に、同日付で取締役上席執行役員海外商品部長兼中国室長だった荒川春子氏が退職した。
社長に就任した疋田直太郎氏は、耕造氏の長男。芦屋大学を卒業後、1979年コーナン商事に入社。87年取締役店舗運営部長、89年常務取締役事業本部長を経て、91年に副社長就任、2002年から代表権を持っている。