徹底分析「万代」強さの秘密
生鮮、個店対応、データ分析、M&A…
本部を置く大阪府を中心に、関西圏で食品スーパー(SM)約160店舗を展開する万代(阿部秀行社長)。売上高は約3600億円、関西地盤のSMとしては2番手の位置につける大手SMチェーンである。「ロピア」「オーケー」など関東の有力勢力の進出、大手流通グループを軸とした合従連衡の加速など競争がし烈になりつつある関西において、万代がシェアを安定的に維持・拡大し、顧客ロイヤルティを高められるのはなぜか。業界内でも今まであまりフォーカスされることのなかった、「万代の強さ」に迫る。