アルビス

　1968年、卸売業のボランタリーチェーン本部として創業。2005年以降は自社ブランドによる食品スーパーマーケット(SM)の店舗網を拡大し、北陸3県（富山・石川・福井）、岐阜および愛知に67店舗（24年3月期末）を展開、北陸エリアでトップシェアを誇る食品スーパーだ。

　これまでは500坪タイプ（400～700坪）を中心に出店し、特売による集客で売上げをつくってきたが、24年3月には、小商圏戦略店舗の新フォーマットとして、売場面積300坪を基準としたローコストオペレーションの店舗「albis KULA★SU（アルビスくらす）」の1号店を出店した。

　25年3月期から第四次中期経営計画をスタート。重点施策として自社工場を活用した名物商品や地元メーカーと連携した独自商品の開発、チラシ中心の販促からのデジタルシフト等を進めている。今後3年間で、新店10店舗と既存店改装（建替新店含む）20店舗、物流センターの再構築への投資を実施。27年3月期には、営業収益1203億円を計画、営業利益率3％を目標としている。