アルビス
北陸を地盤に中京への出店を強化
2027年3月期に営業収益1203億円へ
アルビスは北陸を中心に食品スーパー(SM)を68店舗展開する(2025年3月末)。県別店舗数は富山38店舗、石川20店舗、福井6店舗、岐阜2店舗、愛知2店舗だ。
同社は1968年SMの本格的ボランタリーチェーンをめざし、富山県射水郡大島町(現・射水市)で食料品卸売事業本部として北陸チューリップチェーンを設立したのが始まりだ。
92年にアルビスへ商号変更した。
同社は「食を通じて地域の皆様の健康で豊かな生活に貢献します」の企業理念を掲げ、25年3月期から3カ年のビジョンを示した「第四次中期経営計画」を進めている。中計では「私のお店と言ってもらえるアルビスファンを増やす」を経営方針とし、商品、店舗、人的資本、システム、社会・地域の5つを重点課題として各種施策に取り組んでいる。
商品では、健康志向・簡便即食商品を拡充するとともに、名物商品などの高付加価値商品による差別化を図る一方で、節約志向に応えるプライベートブランドの拡大や300品目を低価格で提供する食卓応援企画を実施した。
店舗では、店舗運営の標準化により顧客満足度の向上を図るとともに、最新マーチャンダイジングを基調とした店舗改装を行なっている。出店を強化する中京では、25年3月に岐阜県北方町に中京4店舗目となる「北方店」をオープン。既存店では24年10月に「呉羽東店」を全面改装、「婦中速星店」を建て替え新店としてオープンするとともに、その他3店舗を改装した。
システムでは、店舗運営の標準化や電子棚札の導入などにより店舗生産性の向上を図るとともに、プロセスセンターでは原価改善と品質向上に努めている。今後の店舗拡大に向けた供給網構築への取り組みとして、24年10月から石川県金沢市に新たに物流センターを稼働させた。
中計では27年3月期に営業収益1203億円、営業利益35億円、経常利益41億円を目標とする。中京への新規出店や改装などの積極的な店舗投資や人材育成、業務基盤の強化を通じた収益性改善に取り組むとしている。
代表取締役社長 : 池田 和男
| 売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 97,798百万円 | 29.6% | 2.1% | 28.5% | 2.7% | 1.5% |
決算期:2024年3月 / 連結





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