[JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2018]ホームセンター最大の総合展示会
昨年の「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2017」の会場風景
日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会が主催するホームセンター最大の総合展示会「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2018」が8月23~25日の3日間、幕張メッセにて開催。これからのDIY やホームセンターの未来を提案するDIYショウの見どころを紹介する。
明日を変える暮らしのヒントを提案!
国内外のDIY・ホームセンター関連企業が一堂に会する国内最大級の住生活関連イベント「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2018」(以下DIYショウ)。8月23~25日の3日間、千葉・幕張メッセ国際展示場で開催される同展示会は、「DIY(Do itYourself)の健全な普及を通じた、DIY・ホームセンター業界の総合的な発展、豊かな国民生活の形成」を目的に1978年より開催し今年で54回目となる。今期も前年度に引き続き高円宮妃殿下が同展示会の名誉総裁を務める。
出展社数は488社、小間数1126小間と昨年を上回る規模で開催。DIYに関係する製造業、卸売業、小売業の三業種が協力し、ホームセンターで取り扱う約20万アイテムの幅広い商品が一堂に会する。当日は商談および最新の商品情報収集のため、DIY・ホームセンター業界のトップマネジメント、中堅幹部バイヤーなど、多くの業界関係者が来場。また一般の来場者を通じ、生活者のニーズを把握する場としても機能しており、3日間で12万人の来場を見込んでいる。
54回目を迎えた本年のテーマは『探そう!明日を変える暮らしの“ヒント”』。「考え」「創る」から、「活かす」「楽しむ」まで、モノづくりやコト創りを通じオリジナリティを見つけつくり出すためのアイデアや手掛かりを、関係者・一般来場者両者に提案することで、業界をさらに盛り上げていきたいという想いを込めている。
DIY女子や男性向けなどさまざまな客層に合わせたブース
「こども・未来ゾーン」では子供たちが自由な発想で遊んで学ぶ知育体験やプログラミング体験を実施する
新企画として注目されるのが「ロボットホームセンター」だ。近年、ロボット開発が進み、家庭用ロボット掃除機やスマートスピーカーをはじめ、介護の現場や運輸・運送業界などさまざまな現場でロボットが普及している。
そこでDIYショウでは“未来のホームセンター像”として、「ロボットホームセンター」を展示。ホームセンターの売場を再現し、ロボットによる案内、接客体験や最新技術を体感することができる。昨今、流通業界でも人手不足が深刻化していることから、同展示は新しい売場づくりのヒントになりそうだ。
5・6ホール(予定)で開催される「男の工房」では、昨年も好評を得た本格的にDIYを行いたい男性層をターゲットにしたブース。今回は男性が趣味に没頭できる場所「小屋」をテーマとし、「バイク」「木工クラフト」「アウトドア」といった内容で装飾。本格的かつ完成度の高い作品がつくれるワークショップなどを行い、具体的な使い方のイメージがわくシーンを演出する。
今後の「次世代・DIY」を題材に子供や親子で楽しめるイベントを企画する「こども・未来ゾーン」では、自然に触れ、遊び学ぶ“知育”に焦点を当てゾーンを構成。現代の子供たちが自由な発想で遊んで学ぶ“知育体験”ができる“知育ものづくり”や、前述の「ロボットホームセンター」にもつながるiPadを使ったプログラミング体験も用意している。
SNS映えを意識した「キラリ!DIY女子」ゾーンでは木工体験コーナーや園芸分野に関連した体験イベントを実施
女性向けのDIYを応援する人気の定番企画「キラリ!DIY女子」は、今回も流行に敏感な女性層に向けたコンテンツを多数紹介する。ゾーン内はSNS映えを意識し、ペイントや壁紙で装飾した“フォトスポットウォール”を展開。おしゃれな空間をつくることでSNSを使った情報拡散による来場者拡大をめざす。ワークショップでは電動工具を使い、木工を本格的に体験できるコーナーや園芸分野に関連した体験イベントを取り入れて実施する。
出展社向けイベントとしては、来場者とより近い距離でコミュニケーションを図れる「出展社ワークショップ工房」を会場内に設置。商談会という側面から出展社が協会会員小売業と直接商談する「ホームセンタービジネスマッチング」も用意されている。また、出展社の商品を3部門に分けて展示し、有識者による審査や業界関係者・一般来場者の投票により優秀商品を選出する「日本DIY商品コンテスト」も見逃せない企画となっている。
「JAPAN DIY大賞2018」や多彩なステージも魅力
同展示会ではステージでのイベントも見どころの1つとなっている。DIYの普及・啓発に協力した著名人を表彰する「DIY アワード」も今年で3回目となった。今年の受賞者はテレビ番組でのDIYコーナーやDIY雑誌での連載など幅広く活躍するタレントの山口智充さん。24日は会場内メーンステージにて授賞式とスペシャルトークを行う。
また新企画「JAPAN DIY大賞2018」を実施。これは自らが作品をつくることによってDIYの魅力を感じてもらうことを目的とする一般来場者向けの企画だ。DIY作品部門、DIY作品女子部門、DIY作品KIDS部門、エクステリアガーデニング部門、リフォーム部門の5部門で募集し、一次審査通過作品を会場内特設展示コーナーで展示。会期最終日に表彰式を予定している。
他にも大人気カリスマDIYer主婦久米まりさんによるトークショーや「チャリティー・オークション」「キャプテン☆C」によるヒーローショーも予定。豊富なコンテンツを持つ「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2018」で次の売れ筋商品やサービスのヒントを見つけてほしい。
開催概要
●名称 | JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2018 |
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●開催日程 | 2018年8月23日(木)~25日(土) 3日間 ○バイヤーズ・デー(商談日):8月23日(木)・24日(金) ○一般PR・デー(一般公開日):8月24日(金)・25日(土) |
●開催時間 | 午前9時30分~午後5時00分 ※25日(最終日)は午後4時00分まで |
●会場 | 幕張メッセ国際展示場5・6・7・8 番ホール |
●来場者数 | 12万人を予定(2016年:10万6966人) |
●主催 | 一般社団法人 日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会 (略称:日本DIY協会) |
●後援 | 経済産業省、林野庁、千葉県、千葉市、日本貿易振興機構(ジェトロ)、IHA(国際ハードウエア・ハウスウエア産業団体連合会)(以上予定) |
●協力 | 三条市・三条商工会議所、三木市・三木商工会議所、在日各国大使館 (以上予定) |
●協賛 | (一社)日本ホビー協会、(公社)日本家庭園芸普及協会、(一社)日本建材・住宅設備産業協会、(一社)新日本スーパーマーケット協会、(一社)ペットフード協会(以上予定) |
●入場料 | 一般500円(税込) ※ただし、中学生以下、WEB事前登録者は無料(7月月10日より登録開始) |
●お問い合わせ先 | JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2018 事務局 TEL:03-3263-6596 FAX:03-3663-6333 |
●ホームページ | http://www.diy-show.jp |
ヒサゴ
大判にも対応する最新ラミネーターの実演を展開
ラベルや伝票、ステーショナリー等を扱う事務用品メーカーのヒサゴ。今回の展示のメーンとなるのがラミネーターの新商品「LPP6512N」だ。
同品は大判印刷にも安定したラミネート加工ができるプロフェッショナル向けのホットラミネーター。650mm幅までの大判ラミネート加工に対応し、大径のヒートロールと内部加熱方式により安定したラミネート加工が可能となった。また、速度調節と温度調節機能を搭載することで、多種多様なラミネートフィルムと加工物に対応している。
操作パネルはデジタル式。スタンバイモード機能を搭載することで、未使用時の消費電力を節約することができる。加工用紙の挿入に便利なペーパーガイドやリヤカッターも標準装備されており、ロールフィルム方式によって不定形用紙や長尺用紙の加工も可能となっている。DIYショウ当日はブース内にて「LPP6512N」の実演を行い、店舗でのバックエンドでの使用例を提案する。
また9月発売の「収納シール」や「天井シール」の追加アイテム、ダンボールに貼ると目立たない、クラフト紙ラベル(サンプル展示のみ)もブース内で展示する予定だ。
TOTO
テーマは「あんしんに包まれた上質空間の演出」
TOTOの今年のブーステーマは、「あんしんに包まれた上質空間の演出」。ブース内に植栽を取り入れた自然豊かな空間で、最新モデルやリモデル事例などを紹介する。
8月に新発売となるユニットバスルームの「シンラ」では、好みによって流量を調節でき、たっぷりの水流と心地よい刺激で肩回りをしっかりと温めることで至福の時間を堪能できる「肩楽湯」や、汚れの原因となる角質や皮脂汚れを洗い流す水道水の散布から、きれい除菌水による仕上げまで、スイッチ1つで清潔感のある床回りを長持ちさせる「床ワイパー(きれい除菌水)洗浄」といった機能を搭載している。またベッセル式の陶器製洗面ボウルにさまざまな形状・カラーのパーツを組み合わせて、自分だけのスタイルをカスタマイズできる新洗面化粧台の「ドレーナ」など、新商品を多数取り揃えている。
TOTOでは、最新機能を取り揃えた水回り商品紹介や技術コーナー、リモデル事例などを通じ、安心に包まれた上質空間を体験・体感してもらいたいとしている。