U.S.M.Holdings、上期は営業・経常とも損失

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(U.S.M.H  ニュースリリースより)

 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都)が10月8日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比1.6%増の3,583億円となったものの、6億5,000万円の営業損失、5億2,100万円の経常損失を計上した。

 物価の上昇や競争環境の激化への対応として、加工食品を中心に価格訴求を行ったことで、売上総利益率が低下。販管費は、労務費や物流費の上昇、セルフレジを含む決済機能の強化、「マルエツ草加デリカセンター」への投資など、想定内とはいえ、前年同期に比べて41億9,600万円増加した。

 主要子会社のマルエツの営業収益は3.2%増の1,988億5,000万円。営業総利益は4.2%増の593億1,700万円となったが、販管費が22億900万円増えて566億600万円に膨らみ、営業利益は約27億1,000万円に止まった。

 カスミの営業収益は0.2%増の1,371億5,600万円で、売上総利益率が0.9ポイント悪化し、売上総利益と営業収入と合わせた営業総利益は、2.6%減の383億8,400万円に圧縮された。一方、販管費が2億2,000万円増の396億円に膨らんだことから、12億1,600万円の営業損失を生じた。

 マックスバリュ関東の営業収益は1.0%減の221億7,200万円。営業総利益は3.2%減の57億7,900万円となり、販管費は58億6,600万円を計上。営業総利益が販管費をカバーしきれず、8,600万円の営業損失となった。

 同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、営業収益は前回予想から176億円減の7,275億円(同2.9%増)、営業利益は同26億円減の59億円(同14.6%減)、経常利益は同26億円減の58億5,000万円(同15.6%減)とした。

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