熱帯びる夏物商戦=蒸し暑さ対策グッズも

時事通信社
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エアコンなどの夏物商品売り場
〔写真説明〕エアコンなどの夏物商品売り場=6月26日、東京都豊島区のビックカメラ池袋本店(一部、画像処理してあります。時事通信社)

 昨年並みの猛暑が予想される夏本番を前に、夏物商戦が熱を帯びてきた。小型扇風機は前年を超える売れ行き。節電を売りにしたクーラーの引き合いも強い。例年より遅めの梅雨入りで蒸し暑さもピーク。臭いケア商品にも注目が集まる。

 家電量販店ビックカメラでは、気温の上昇とともにエアコンや扇風機、サーキュレーターの売り上げが伸びている。電気料金の値上げも背景に、特に節電を売りにしたタイプが人気だ。

 雑貨店のハンズでは、片手で持つタイプの小型扇風機の3月~6月中旬の売り上げが前年比約1.8倍に。「ビジネスシーンや休日のお出掛け用など、違うデザインのものを使い分けて複数購入する人も多い」(同社)という。

 リベルタが6月下旬に発売した衣料品「氷撃α(アルファ)」は、特殊な繊維を用い、生地の温度を自動調節してくれる優れもの。オンライン先行販売では約1週間で完売したという。

 百貨店のそごう・西武では、べたつきや臭いをケアする商品が売れている。香水やコロンなどの6月の売り上げは前年同月の実績を1割上回った。高級シャンプーなどのヘアケア商品も3割増。晴雨兼用傘を手にする顧客も多い。

 首にかけるタイプの花王の冷却シート「ビオレ 冷(ひや)タオル」や、マンダムの男性用汗拭きシートも売り上げが伸びている。厳しさを増す日本の夏、メーカーの創意工夫も続く。  

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