Jフロント、通期営業利益予想を45億円引き上げ、GINZA SIXが寄与
J.フロントリテイリングは10月6日、2018年2月期(国際会計基準)の連結営業利益が前期比17.4%増の490億円になる見通しだと発表した。期初予想に比べて45億円の上方修正となる。
松坂屋銀座店跡に4月に開業した大型複合施設「GINZA SIX」の家賃収入で、不動産事業の利益が伸びる。主力の百貨店事業も化粧品や高級ブランド、美術宝飾品の好調や免税売上高の増加で3?8月期の既存店売上高は0.9%増とプラスを維持している。
卸売事業の大丸興業で電子デバイスの販売が伸びていることもあり、売上高に当たる売上収益は18年2月期が前期比4.3%増の4720億円と期初予想を30億円上回りそうだ。
なお、17年3?8月期の連結業績は売上収益が前年同期比6.0%増の2345億円、営業利益が23.8%増の266億円で、期初予想からそれぞれ75億円、56億円上振れした。