良品計画、9〜11月の営業利益は15.3%減、衣服・雑貨が苦戦

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無印良品の関西エアポート店
 1月7日、良品計画は、2021年9―11月期の連結営業利益が前年比15.3%減の111億円になったと発表した。写真は無印良品の関西エアポート店で2017年10月撮影(2022年 ロイター/Thomas White)

 良品計画が発表した2021年9〜11月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比6.9%増の1229億円、営業利益は15.3%減の111億円と増収減益だった。新規出店効果で売上は伸びたものの、衣服・雑貨の販売が苦戦、粗利益率が悪化した。

 衣服・雑貨についてはロックダウンの影響が続くベトナムからの納期が遅れたほか、気温の影響などもあり、売上が伸び悩んだ。秋物商品を早期に値下げ処分して在庫消化を進めた結果、粗利益率が悪化した。

 国内事業における商品部門別の既存店売上高(Eコマースを含む)は、衣服・雑貨が13.8%減、食品も7.1%減少した。一方、9月に価格改定した羽根まくらやタオルなどの売上が伸びたほか、ヘルス&ビューティが好調だった生活雑貨は3.2%増だった。

 国内事業では、食品スーパーとの隣接店を中心に15店舗を新設、海外では中国大陸を中心に17店舗を出店した結果、店舗数は国内469店舗、海外561店舗の計1030店舗となった。

 事業セグメント別では、国内事業の営業収益が2.1%増の756億円、営業利益が31.0%減の57億円。海外事業の営業収益が15.7%増の472億円、営業利益が15.5%増の53億円だった。欧米と東南アジアを中心に前年のコロナ感染拡大の影響による反動から、客数、売上とも伸びたが、国内事業の減益を補えなかった。

 22年8月期通期の連結業績については従来予想を据え置き、営業収益が5.8%増の4800億円、営業利益が6.0%増の450億円を見込む。

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