食品スーパーとバルが見事に融合 阪急オアシスのキッチン&マーケット2号店は必見だ!
横丁形式のスペインバルも
阪急オアシスの「キッチン&マーケット」といえば、1号店はJR「大阪」駅直結の商業施設「ルクア大阪」内に、「食と飲食の融合」をテーマに掲げた、食品専門店とフードホールを融合させた店舗。日本有数の乗降客数を抱えるターミナル駅直結ということもあり、常にお客で賑わう繁盛店だ。
その反面、「これはスーパーマーケットなのか?」と言われると、首を縦には振りづらい。一杯80円のエスプレッソなど価格はこなれているものの、食のテーマパークの趣きが強く、特殊な商圏で成立する業態だからだ。
その阪急オアシスが、キチマ2号店を大阪駅からわずか一駅、「グルメ感度の高い人が集まる」街として名高いJR福島駅(大阪府)周辺に開業した。
2号店の名前は、「阪急オアシス福島ふくまる通り57店」。JR西日本と阪神電鉄という関西を代表する2つの大手鉄道会社が共同開発したプロジェクトの中核施設で、ホテル阪神アネックス大阪、阪急オアシス、メディカルモールからなる。
阪急オアシスふくまる57店の特徴は、すでに触れたが、スーパーマーケットとキッチン&マーケットの2つの顔を持つ点だ。店舗の出入り口は2箇所あり、大通り沿いの出入り口から入ると、青果売場が目の前に飛び込んでくる、いわゆるスーパーマーケットのイメージ通りの売場。
一方、高架下に沿って新旧の飲食店が立ち並ぶふくまる通り沿いから入ると、“キッチン&マーケット”のロゴとともにきらびやかな総菜売場とベーカリーが目に飛び込んでくる。
また、阪急オアシスの並びに横丁形式で立ち並ぶスペインバル「merca PASEO(メルカ・パセオ)」も実は阪急オアシスのスペースで、きちりが運営する「キッチン&マーケット」ゾーンだ。約30mほどの横丁は「パエリア」「ピッツァ」「ハム&チーズ」「ピンチョス」「ローストミート」の5つのエリアからなり、各エリアで購入したものを店内外に設置した座席で自由に飲食できる。冒頭の阪急オアシス2階、バーで食べることも可能だ。席数は1階が外も合わせて約108席で、店内2階のイートインが約50席となっている。
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なぜアルコールを提供しても“平和”なのか!?