ファミマ、遠隔操作ロボを経産省内店舗に、全店導入も検討
ファミリーマートは10月、バックヤードで商品の補充を行う遠隔操作ロボットを経済産業省(東京都千代田区)内の店舗に導入する。ロボットを活用した店舗の省人化について検証し、全店への順次導入についても検討する。
同社では2021年夏から、ロボット技術ベンチャーのTelexistence(テレイグジスタンス、東京都港区、以下TX社)が開発したロボット「Model(モデル)-T」を使った実証実験に着手している。
経産省の店舗でもTX社製のロボットを導入、飲料売り場においてペットボトル飲料の補充業務を行い、ロボットによる業務速度や精度について検証する。ロボットの遠隔操作はTX社の子会社が担当する。
TX社のロボットは、半自律型の遠隔操作ロボットで、人工知能を活用することで、一部の動作を自律・自動化することが可能。細かい作業などはVR(仮想現実)技術を使って、離れた場所から人が操作する。
ファミマは19年11月から経産省の「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」に参画している。