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ソフトバンク第2弾ファンド、医療診断とAI関連の新興2社に出資

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ソフトバンクグループは24日、傘下の巨額投資ファンド第2弾「ビジョン・ファンド2」を通じて新興企業2社に出資した。写真は2017年7月、都内で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[24日 ロイター] – ソフトバンクグループは24日、傘下の巨額投資ファンド第2弾「ビジョン・ファンド2」を通じて新興企業2社に出資した。対象となったのは米カリフォルニア州を拠点に医療診断サービスを手掛けるカリウスと、人工知能(AI)を駆使した社内管理プラットフォームを提供するニューヨークのビヘイボックスだ。

カリウスは、単純な血液採取だけで即時診断が難しい感染症を検知する方法を開発。既に米国内で100を超える病院に採用されている。今回は約1億6500万ドルの資金調達を実施し、ソフトバンクが主導的な役割を果たした。カリウスがデラウェア州に提出した文書をロイターが確認したところでは、企業価値は7億ドル強と算定されている。

カリウスのカーテス最高経営責任者(CEO)はロイターに「ソフトバンクのヘルスケア(投資)チームには豊富な経験があり、実際われわれはディリジェンスの課程でのさまざまな質問を通じて多くを学び取った。ヘルスケアチームは単に資金以上の大きな価値を付加してくれると期待している」と語った。

一方、ソフトバンクはビヘイボックスに1億ドルを投じた。ビヘイボックスはAIで社員の電子メールや行動を分析し、法令順守の面で問題がないかどうかチェックするプラットフォームを運営し、顧客として銀行やプライベートエクイティを抱える。ソフトバンクも出資前にまず顧客になったという。