[上海 28日 ロイター] – 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL] の2019年のスマートフォンの出荷台数が前年比35.5%増の1億4200万台だったことが28日、調査会社カナリスのデータで明らかになった。スマホ市場の縮小のほか、次世代のモバイル通信規格「5G」への需要のシフトにもかかわらず、米アップルや中国の他のメーカーを横目に販売が伸びた。
アップルのiPhoneの出荷台数は前年比21%減の2750万台。中国勢では小米科技(シャオミ)は21%減、OPPO(オッポ)は17%減、VIVO(ビボ)は19%減となった。
アップルのiPhone販売について、カナリスは昨年10─12月期は12%減となったと予想。7─9月期は28%減少していた。
5G導入を前に消費者の間で買い控えが広がる中、18年から19年にかけて全般的なスマホ販売の伸びは停滞した。