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サツドラ富山浩樹社長が語る今後のDX戦略とは

DX白書大

小売企業にもデジタルトランスフォーメーション(DX)の波が押し寄せ、ビジネス環境や経営のあり方に変革が訪れている。北海道の地で強力にDXを推し進め、小売の枠を超えて挑戦を続けるサツドラホールディングス(以下、サツドラHD)。同社の描くこれからのDXとその役割とは何だろうか。代表取締役社長兼CEO富山浩樹氏に話を聞いた。

クラウド型POS導入がもたらした変革

──サツドラHDがDXを推進している目的は何ですか。

富山浩樹(とみやま・ひろき)
●1976年札幌市生まれ。札幌の大学を卒業後、日用品卸商社に入社。2007年サッポロドラッグストアーに入社、15年5月に代表取締役社長に就任。16年より新ブランド「サツドラ」の推進をスタートする。同年8月、サツドラホールディングスを設立し代表取締役社長に就任(現任)

富山 経営を進めるためにはデジタル技術の活用が不可欠です。第四次産業革命では、AIなどの先端技術の進化に伴って、さまざまな産業でディスラプション(創造的破壊)が起こり、あらゆる産業の垣根が消失しつつあります。「経営戦略を実現するためにはDXしなければならない」という危機感がある一方で、これをチャンスともとらえています。

──クラウド型POSシステムの内製化はサツドラHDの「デジタル企業」への第一歩として象徴的な取り組みですね。

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