新店速報!群馬2号店、ツルヤみどり店にみる売場の進化とは?
メーンコンコースは青果からはじまり、鮮魚、精肉、総菜、ベーカリーへと流れていくお決まりのレイアウトだ。平場では酒類、日用品、加工食品、和洋日配を展開し、過度な装飾が一切ないすっきりした売場づくりを行っている。また、青果から鮮魚に至る直線上に中通路が設けられていないのが特徴で、鮮魚まではお客をワンウェイで誘導する。
オープンチラシで生鮮だけを訴求する、そのねらいは?
オープンチラシをみると表面も裏面もほぼ生鮮3品の売り出し情報。特別なものが買える食の専門店ではなく、あくまでも値段が手ごろで普段使いのスーパーマーケットでありながら、独自性の強い商品を販売するという自社の立ち位置をよく理解している。そのことをお客にも強く印象付けるチラシ内容となっている。
強烈な価格の打ち出しもあって、入り口トップに配置した青果売場でのお客の寄り付きは非常に良かった。2Lサイズ1本99円のとうもろこし、国産1株99円のブロッコリー、1本499円の台湾産パイナップル、200g1パック369円のさくらんぼなどの目玉商品に多くのお客が引き寄せられていた。
鮮魚では100g89円のするめいか、同119円のかつおたたき、同199円、ネタの良さが光る鮮魚売場の寿司などにお客が寄り付いていた。
ベーカリー=ツルヤが定着
総菜売場とベーカリーコーナーの間にはサンドイッチコーナーを展開。長野市にあるサンドイッチ専門店「サンチ」のフルーツサンド、いちご大福サンド、贅沢いちごミルクサンドなどが並び、店員がしきりにその希少性をアピールしていた。
ベーカリーコーナーもお客の寄り付きが非常に良かった。ベーカリー専門店が各種あるなかでも、「ベーカリー=ツルヤ」というイメージが群馬県民にもすでに定着しているようだ。グルマンマルセが製造したパンとインストアで焼き上げたパンの組み合わせは種類も豊富で、おやつから朝食、夕食までさまざまなシーンに合うパンが並ぶ。