ワークマン、「WORKMAN Plus」の出店加速、20年3月末に167店舗へ
作業服・用品とアウトドア衣料のフランチャイズ店を展開するワークマン(群馬県伊勢崎市)は、アウトドア衣料主体の新型店「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」の出店を加速する。9月末現在で全843店舗のうち68店舗がワークマンプラスだが、これを2020年3月末までに167店舗に増やす。
ワークマンプラスの出店効果により一般客が急増するなどワークマンの業績は好調で、19年4〜6月期の売上高は前年同期比で33.1%増加した。今後は、新規出店や既存店からの全面改装に加えて、既存店の部分改装によりワークマンプラスの出店を増やしていく。
7月26日には、既存店の「ワークマン相模原淵野辺店」(神奈川県相模原市)と「ワークマン浦和下大久保店」(埼玉県さいたま市)を部分改装して、ワークマンプラスとしてオープンした。売場を一般客向けと現場作業員などプロ客向けに分けた簡易的な改装で、全面改装時のように長く休業する必要がない。部分改装した2店舗は、全面改装店と同じような改装効果が出ているという。
今後は首都圏を中心に既存店90店舗を部分改装し、アウトドア衣料の取り扱いを増やす。売場の改装を先行させた上で、順次ワークマンプラスに看板を付け替える。
なお、ワークマンでは消費税率の引き上げに伴い、10月から値札の表示を税込価格に一本化する。売り上げ全体の50%を占めるプライベートブランド(PB)商品については税込価格を据え置き、実質2%の値下げを行う。