「ロピア ららぽーと堺店」が開業! “ららぽーと”との蜜月はより強固に、そして海も越える?
プレオープン時の売場の様子は……
実際にプレオープン時の売場の様子を見てみると、招待された地元住民で大盛況だった。一方でメディア取材はファサードの撮影含め完全NG。店頭には複数の社員が並び、お客の誘導を行いつつメディア関係者の動きに目を光らせる厳戒態勢が敷かれていた。
売場レイアウトは、ロピアでおなじみの主通路がジグザグに伸びるワンウェイ方式の青果から始まり、鮮魚、総菜・ベーカリー・スイーツ、精肉と続く構成。導入部の青果では平台に売れ筋や旬の野菜が量感たっぷりに陳列されていたほか、冷蔵平台ケースでは京野菜を含む葉物が展開され、各所で多くのお客が滞留し品定めしていた。
続く鮮魚では寿司を目玉にしている印象で、ファミリー向けの大容量パックや、お客が好みのネタを注文できる対面販売コーナーも設置。刺身はパックのほか、数種の刺身と酢飯、味噌汁の素がセットになった「お刺身定食(2人前)」(1690円)を販売。POPでは「今日はこれで楽してください!」と、ららぽーとでの買物で疲れ切った当日夜の食シーンに訴求していた。魚総菜では小容量サイズの丼(250円)を「しらすごはん(明太子入)」など数種類展開。量目は他店よりも柔軟に対応しているようだった。
総菜も、サラダや揚げ物などロピアらしいボリューミーなメニューが中心。ピザは店内で焼き上げたピザのほか、冷蔵のチルドピザも展開していた。
そのほか目に入ったのは「甘い玉子焼き」(350円)。関西圏では比較的苦手とする人が多い味付けで、ややチャレンジングな商品と言える。実際に関西出身・在住の本誌記者が食べたところ、「本みりんを使用しているところにこだわりを感じた。ただ、フレンチトーストを想起するくらい甘みがかなり強い。関西人には受けづらいかも……」との感想だった。
ロピアの主力部門でもある精肉は、やはりファミリー向けの焼肉パックやステーキ肉などを目玉商品として訴求。買物客からは「この品質(A4等級)でこの値段は安い!」との声が聞かれ、次々とカゴに入れていた。また、加工肉コーナーではロピアオリジナル商品の試食も行っていた。