サミット200坪の都心小型店の最新モデル!湯島天神南店の売場づくりを徹底解説!

取材・文:大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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サミットストア湯島天神南店

サミットストア湯島天神南店

〒113-0034 東京都文京区湯島3-20-12
電話:03-5816-3351
東京メトロ千代田線「湯島」駅から徒歩5分

見どころ
▶開放感を演出する総菜・ベーカリー売場
▶約200坪とは思えない生鮮部門の品揃え
▶あえて地下1階奥側に配置した精肉売場

サミットストア湯島天神南店 角谷貴人店長
角谷貴人店長
「従業員と辛いことも共有できる“家族”のような関係構築をめざし、地域のお客さまのニーズに対応できる店をめざします」

 サミット(東京都)は3月9日、東京都文京区に「サミットストア湯島天神南店」(以下、湯島天神南店)をオープンした。文京区内での開店は、1978年開店の「千駄木店」以来2店目で、同社の知名度が低いエリアへの出店となる。売場面積は695㎡(約210坪)で、サミットが近年開発を進める都市型小型店の成功事例を取り入れた店づくりを実践している。

 同店が開業したのは、東京メトロ千代田線「湯島」駅から西へ約200mにある地上14階建て(計139戸)マンションの1階と地下1階。店舗周辺は、新築のマンションの開発が進み顕著に人口が増加している。

 店舗から半径500m圏内には、8301世帯/1万3472人が居住する。世代別人口構成比は、20~30代は33.7%(東京都平均25.7%)と高い一方で、50~70代は低いのが特徴だ。また単身世帯比率が67.1%と非常に高い。

 競合店としては、店舗から500m圏内では、「肉のハナマサPLUS湯島店」(南東へ約350m)や、「ピーコック神田妻恋坂店」(南南東へ約500m)があるくらいで、近隣住民にとっては日常の食卓の買物が不便な地域であった。

 湯島天神南店で特筆したい点は、

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取材・文

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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