売場面積約7坪!「品川」駅構内で総菜専門店と戦う 東急ストアの小型店
自社PCの活用で
約90SKUのデリカを販売
では、実際にどのような店づくりを行っているのか。
エキュート品川店は、コンセプトに「日常使いのできるデリカショップ」を掲げ、多くの専門店が至近で営業するなか東急ストアが強みを発揮できる点として「シーンで選べる品揃え」と「手ごろな価格」の実現に力を注いでいる。
商品は、デリカをはじめ、菓子やつまみ、酒類、飲料を合わせて計167SKUを販売。主力のデリカは、弁当を中心に、おにぎりやサンドイッチ、総菜、寿司、サラダ、ベーカリーなど87SKUを揃えている。エキュート品川店は狭小店で、調理場を設けられるスぺースはない。そのため、プロセスセンター(PC)などの既存のインフラを活用し幅広い品揃えを実現しているのが特徴だ。同社の「東扇島PC」「長原PC」「中目黒ベーカリーPC」の機能や、アウトパック商品の機能を生かして、幅広い品揃えを実現している。
デリカは、店舗の立地が既存店と大きく異なるため、基本的に自社商品やアウトパック商品ともにエキュート品川店向けに新たに開発している。
なかでも特徴的な商品を挙げると、デリカの中でも最も多い約20SKUを揃える弁当では、牛タン専門店「利久」による「牛たんシチュー弁当」や、カツとカレーの店「ジーエス」の「ヒレかつとスリランカ式カレー」などの「専門店監修弁当」を販売。12SKUを扱うおかず・おつまみでは、「おつまみ手羽先」「フランク&ガーリックシュリンプ」など、新幹線の中や家庭の食卓など、さまざまなシーンでも楽しんでもらえるような商品を充実させている。