三井不動産、日本橋川沿いで地域最大級の複合施設着工、26年3月完成予定

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三井不動産が日本橋川沿いで開発をする地域最大級の複合施設完成イメージ
メインのC街区には高さ284メートルの高層ビルが建設され、低層階が商業施設となる

 三井不動産と野村不動産は12月6日、東京・日本橋地区の日本橋川沿いで大規模な再開発事業を着工した。日本橋川沿いでは今後、5つの市街地再開発事業が予定されており、その第1弾となる。

 プロジェクト名は「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」で、AからCの3街区で構成される。敷地面積はA街区が約1370㎡、B街区が約2060㎡、C街区が1万5560㎡。

 メインとなるC街区では、地上52階・地下5階、延床面積約36万8700㎡の高層ビルを建築する。地下1階から地上4階が商業施設で、近隣住民やオフィスワーカー、宿泊者などを対象に幅広いテナントを揃える予定。隣接する日本橋一丁目三井ビルディング(商業施設部分の名称は「コレド日本橋」)と地上3階・地下1階の連絡通路で接続し、回遊性を高める。

 C街区の5〜8階は2つの大ホール(最大収納人数は合計約3000人)を備えた国際会議場、10〜20階と22〜25階はオフィス、39〜47階はヒルトンが運営する高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」、48〜51階はコンシェルジュサービスを備えた中長期滞在者向けの居住施設となる。

 日本橋川沿いではこのほか、日本橋一丁目東地区、八重洲一丁目北地区などの再開発事業が計画されている。また、地区の象徴である日本橋の上を通る首都高速道路の高架橋を撤去し、地下化する工事が2040年に完了する予定で、日本橋川周辺が今後大きく生まれ変わる見通しだ。

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