成城石井
商品の調達、開発から販売まで、自社内にあらゆる機能を有し、高付加価値追求・製造小売り型SMを運営する。ワインや輸入チーズ、惣菜、グロサリーなど、特徴のある品揃えにより、路面店、駅ビル、デパ地下、ショッピングセンター内テナント、オフィスビル、コンビニ跡地といった多様な立地に、売上面積10坪程度から200坪程度までのさまざまな店舗を展開している。
2022年7月には、3カ所目のセントラルキッチン(CK)として大和第3CKが稼働を開始。CKでの製造アイテムの割合は、総菜、パンを合わせて約5割、総菜の売上構成比は約25%に高まっている。またAmazonとの協業により、22年3月からAmazon.co.jp上に成城石井ネットスーパーを開設。東京都、神奈川県、愛知県の一部エリアでサービスを提供している。
現在、直営店舗は182店舗(2024年5月末)。首都圏以外にも、東海地方や関西圏の都市部にも店舗網を拡大し、24年10月には、店舗網の最西端にあたる広島県内への出店も決まっている。24年5月、同社の社長が、生え抜きの原昭彦氏から、三菱商事出身の後藤勝基氏に交代した。同社親会社のローソンは、三菱商事が50%株式を保有している。