卸オリジナル商品市場、トレンドを取り入れた付加価値の高い商品開発が加速
国産原料や製法にこだわった商品で、新たな需要を掘り起こす
国産素材や原料にこだわった商品も続々発売されている。国分グループ本社では、国産素材のだしの旨味が効いた生麺タイプのラーメン「クリエイト だし麺」から、「広島県産 牡蠣だし醤油らーめん」と「北海道産 花咲蟹だし味噌らーめん」の2品を追加発売した。
同シリーズは魚介だしをベースにした商品が好調で、今回新たに魚介だしを使用した2品を発売することで、シリーズの強化を図った。
三井物産流通グループの「にっぽん元気マーケット」は、各地に根付くおいしいものを全国に広げるためのオリジナルブランドで、この秋は静岡・焼津のツナをたっぷり使用した食事系スプレッドを新発売。トーストだけでなく、クラッカーのトッピングやパスタなどにも活用できる。
また、北海道産牛乳と生クリームを使用したコクのある味わいのミルクプリンを新発売。常温で長期保存できることから、自宅用のストックはもちろん、ちょっとしたギフトとしても適している。
一方、日本酒の消費量が長期的にみて減少傾向にあることから、伊藤忠食品では新しい付加価値商品として「凍眠凍結酒」を開発。蔵元でしか飲めないような生酒を楽しむことができる商品で、冷凍食品売場で展開することで新しい飲用層を開拓する。
2024年の歳暮商品として、京都府、兵庫県、奈良県の酒蔵の商品を詰め合わせた「凍結生酒 飲みくらべセット」を展開する。詰めたてフレッシュなおいしさを訴求することで、新たな需要を掘り起こす。
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