低カロリー甘味料市場、価格改定以降、厳しい状況が続く 価値や使い方提案で需要拡大をめざす
使いやすい液体タイプは伸びしろの大きなカテゴリー
冷たい飲み物にも使用できる液体タイプで市場をリードするのは、味の素の「パルスイート®カロリーゼロ液体タイプ」。その後を追うのが、サラヤの「ラカントSシロップ」。店頭配荷が進み、順調に売上を伸ばしている。浅田飴のロングセラーブランド「シュガーカット」は、23年に発売50周年を迎えた。昨年は「シュガーカット」シリーズを対象にしたキャンペーンを行い、ブランド全体を盛り上げた。
一方、サラヤでは、腸活につながる機能性表示食品「ラカントフローラビオ」を今年3月に新発売。食物繊維イヌリンがビフィズス菌を増やし、腸内フローラを良好にし、食後の血糖値の上昇をゆるやかにするダブルヘルスクレーム商品だ。はちみつのような甘さで、ヨーグルトと相性がよいため、同社ではヨーグルト売場での関連販売で提案している。
また、発売30周年を迎えるロングセラーの塩水港精糖「オリゴのおかげ」は、おなかの調子を整える特定保健用食品。砂糖に近い甘さで、砂糖に比べてカロリーは40%オフとなっている。飲み物やヨーグルトのほか、料理などへの活用も広がっている。
腸内環境をよりよい状態にする「腸活」は、TVや雑誌などで取り上げられることが多く、認知も進んでおり、腸活実施者も増えている。低カロリー甘味料の新たな機能として注目されている。
売場活性化のためのMD EDITION の新着記事
-
2024/11/12
シチュー市場、秋冬の煮込み料理の定番アレンジメニュー提案でトライアル促進へ -
2024/11/09
卸オリジナル商品市場、トレンドを取り入れた付加価値の高い商品開発が加速 -
2024/10/22
機能性ヨーグルト、24年度上期の市場は厳しい状況、機能訴求で市場回復を図る -
2024/10/22
おせち市場、「おせちのカジュアル化」も追い風に、販売機会の拡大で市場はますます好調! -
2024/10/09
シリアル市場、健康志向を背景に需要拡大 グラノーラ・コーンフレークが好調に推移 -
2024/10/08
世界中でプラントベースフード市場が急成長、この10年で約2.5倍に拡大
この特集の一覧はこちら [150記事]
関連記事ランキング
- 2024-10-23スンドゥブ市場、韓国ブームを背景に好調に推移、喫食経験率アップが目標
- 2024-10-22おせち市場、「おせちのカジュアル化」も追い風に、販売機会の拡大で市場はますます好調!
- 2024-10-22機能性ヨーグルト、24年度上期の市場は厳しい状況、機能訴求で市場回復を図る
- 2024-11-09卸オリジナル商品市場、トレンドを取り入れた付加価値の高い商品開発が加速
- 2024-11-12シチュー市場、秋冬の煮込み料理の定番アレンジメニュー提案でトライアル促進へ
- 2024-10-09シリアル市場、健康志向を背景に需要拡大 グラノーラ・コーンフレークが好調に推移
- 2024-10-21朝食に菓子・デザートが増加!?長期的なトレンドの変化を探る
- 2024-10-21健康・機能性市場トレンド2024 秋・冬
- 2024-11-11低カロリー甘味料市場、ライトユーザーの離脱が目立ち厳しい状況が続く
- 2023-06-30韓国食材、ブームから「食卓の定番」に!韓国食品メーカー4社が語るマーケティング戦略とは
関連キーワードの記事を探す
低カロリー甘味料市場、ライトユーザーの離脱が目立ち厳しい状況が続く
即席麺市場、秋冬の需要期に向けて各社からこだわりの新商品が続々登場
栄養を通じて受験生をサポートする明治の「受験飯」、24年度はさらなる認知拡大をめざす
低カロリー甘味料市場、ライトユーザーの離脱が目立ち厳しい状況が続く
即席麺市場、秋冬の需要期に向けて各社からこだわりの新商品が続々登場