長すぎる名称でこだわり示す コープさっぽろ、拡大するPB開発戦略
供給高、組合員数を伸ばし続けているコープさっぽろ。成長を支える大きな要素と言えるのが、組合員から高い支持を得ているプライベートブランド(PB)商品の存在だ。近年行ったブランディングや独自の開発アプローチによって商品力を高め、PBの供給高は2ケタ伸長を続けており、最近ではそのほかの地域生協にも供給が広がっている。
PB開発を通じて社会課題の解決に貢献
コープさっぽろは現在、日本生活協同組合連合会(東京都:以下、日本生協連)のPB「コープ商品」のほか、コープさっぽろが独自で手掛けるPB「なるほど商品」を販売している。
コープさっぽろのPB開発の歴史は、設立間もない1968年にまで遡る。「CO・OP 生協しょうゆ」を第一弾とし、最盛期の商品数は約650SKUまで拡大。しかし98年に経営破たんし再建を図る過程で、管理コストを抑えるべくPBの開発はいったん休止となっていた。
PB開発を再開したのは2008年。当時、
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