顧客の来店価値を高める売場づくりとは!?
ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)の「ライフ夙川店」では、「オーガニック」「健康」などをテーマにした売場づくりを行う同社の独自フォーマット店舗「ビオラル靭店」の一部商品を集積した「ビオラルコーナー」を設置。夙川店では3尺のゴンドラ12本を使い同社最大規模で展開する。

阪急オアシス(大阪府/並松誠社長)の「阪急オアシス茨木駅前店」では、商圏内に若い世代や、大阪の都市部で働くトレンドに敏感な人が多いことから、美容と健康関連の食品や飲料を集積した「ヘルス&ビューティ」コーナーを設置。「低糖質」「高たんぱく」「薬膳」などの話題性あるテーマごとに商品を集積し、競合店との差別化を図る。

良品計画(東京都/松﨑曉社長)の「無印良品 直江津」では、上越産の旬の野菜や伝統野菜を販売する「なおえつ良品食堂」を展開。地元の「JAえちご上越」が運営する農産物直売所「旬菜交流館 あるるん畑」と協業運営しており、野菜のほか、地元の発酵食品や米、酒類なども取り扱う。

サミット(東京都/服部哲也社長)の「サミットストア桜木町コレットマーレ店」では、天井にテントを設置し、マルシェのような空間を演出している。また、壁面に大きなガラス窓を採用し加工シーンを見せることで、出来たて感を訴求する売場づくりを行っている。

ベイシア(群馬県/橋本浩英社長)の「ベイシア前橋吉岡店」の青果売場では、天井を高くすることで開放感のある空間を演出。ビジュアルマーチャンダイジングにも取り組むことで、マルシェのような空間を構築している。

マックスバリュ関東(東京都/手塚大輔社長)の「マックスバリュおゆみ野店」は、リニューアルに際し「買い物体験型スーパーマーケット」へと転換。味覚だけでなく、目で見て、香りを感じて、音を聞いて、出来たて商品に触れられる、五感を刺激できるような売場づくりに注力している。

フードウェイ(福岡県/後藤圭介社長)の「フードウェイソコラ武蔵小金井クロス」では、競合店との差別化対策としてチーズの量り売りコーナーを導入。専門性のある品揃えで他店との差別化を図っている。

東急ストア(東京都/須田清社長)の「東急ストア綱島駅前店」は、駅構内立地のため、店内に太い柱が多く存在する。そこで同店では柱回りを活用し、定番棚やリーチインの冷蔵ケースを設置している。

※掲載した写真はすべて取材時のものです。
現在の売場と異なる場合があります。
売場活性化のためのMD EDITION の新着記事
-
2025/05/24
冷凍食品、多様化する消費者ニーズにこたえ コロナ禍明けも堅調に推移 -
2025/05/23
日本酒市場、食品とのクロスMDを強化し、日本酒とのタッチポイントを増やす -
2025/05/23
精肉1人当たり購入金額は減少傾向、簡便性や付加価値の訴求が活発化 -
2025/05/22
減塩商品の食卓出現頻度は増加傾向に、卓上調味料のニーズがとくに高く -
2025/04/07
菓子市場、物価高で食品全般が厳しいなか堅調も、カテゴリーごとには明暗 -
2025/04/07
スンドゥブ市場、韓流ブームを追い風に24年も市場は堅調に推移
この特集の一覧はこちら [164記事]
関連記事ランキング
- 2025-11-06シチュー市場、アレンジメニューやクロスMD提案で、秋冬以外の店頭露出の増加をめざす
- 2025-11-21鍋市場、需要の多様化が進み 関連商品が続々
- 2025-04-25ドレッシング市場、サラダ以外の汎用使いが浸透、野菜高騰下でも堅調に推移
- 2025-11-04即席麺市場、コスパ・簡便性で再評価が進み、市場は安定成長を維持
- 2021-07-262021年の精肉市場はどうなる?販売データや大手食品スーパーの売場からトレンドを探る!
- 2022-08-18だし市場、21年度も堅調に推移 さまざまな形状の商品で需要に対応
- 2022-09-21増加傾向にある食物アレルギー、メーカーによる取り組みも活発化
- 2023-03-23食用油市場、22年度は価格改定が進み、過去最大の市場規模を更新
- 2023-04-26「簡便・時短」から「タイパ」へ 急拡大する「タイムパフォーマンス」志向
- 2023-09-11チリワイン市場、「安旨ワイン」と「高品質ワイン」の二極化へ




前の記事
