シリアル、健康価値や保存性の高さが再評価され需要が拡大基調に
日本ケロッグ、働く女性を中心に高い支持を獲得「グラノラハーフ」シリーズ
日本ケロッグでは、大人の女性を中心に人気の「フルーツグラノラ」シリーズに「チョコレートのグラノラ朝摘みいちご」を新発売。グラノラベースに、チョコレートといちごを組み合わせたシリアルファン待望のフレーバーだ。ケロッグアンバサダーの安達祐実さんを起用したインパクトのあるWEB動画を9月から公開。また発売前に同商品が当たるツイッターキャンペーンを9月16日からスタートし、話題となった。
一方、低脂肪の穀物を厳選し、ヘルシーな仕上がりの「グラノラハーフ」シリーズは今年2月にリニューアル後、好調が続いている。従来のヘルシーさに加え、おいしさを徹底的に強化したことで、働く女性を中心に高い支持を獲得している。在宅疲れで悩む両親に対して同社では「ホテルニューオータニ」協力のもと、「リトルシェフプロジェクト」を発足。「グラノラハーフ」シリーズを使って、子供が両親に向けたサプライズ朝食づくりを行う企画で、動画を公開した。ターゲットである子供を持つ親を中心に大きな反響を呼んでおり、公開約1カ月で動画再生回数は350万回を突破している(9月28日時点)。
さらに今年4月に、小麦ブラン由来の発酵性食物繊維であるアラビノキシランを含んだ機能性表示食品としてリニューアルした「ケロッグ オールブラン」シリーズも好調だ。在宅時間が増え、食を通じた健康意識の向上を受けて、“おうち腸活”を実践する人が増加し、「オールブラン」シリーズが選ばれているようだ。同社では引き続き、テレビCMなどを通して“腸活”を訴求していく考えだ。




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