夏にあえて熱いものを食べる? ~ホットペッパーグルメ外食総研調べ
夏にあえて熱いものを食べる理由1位は「胃腸や健康に良さそう、食欲増進のため」
夏にあえて熱いものを食べる理由について聞いた。1位の回答は「胃腸や健康に良さそう、食欲増進のため」が32.9%、2位は「スタミナをつけたいから」が30.7%、3位は「夏バテ防止のため」が30.3%。ここまでが3割を超えている理由であった。性年代別では、60代男女で「胃腸や健康に良さそう、食欲増進のため」が各4割程度あり、20~40代女性では「家やオフィスで冷房が効きすぎて寒い、冷え症改善のため」という回答も目立って多かった。また、20代男性では「スタミナをつけたいから」が全性年代中で最も多くなっている。また、男性全体では女性全体に比べ「汗をかきたいから」の回答が多く、化粧崩れなどの心配がある女性とは、違う傾向となっている。同じ夏の健康維持に対するアプローチでも男女間でこのような差異があった。
夏にあえて食べる熱いメニュー、1位、2位は「辛い」メニュー
夏にあえて食べる熱いメニューを聞いた。全体で1位は「麻婆豆腐」で39.3%、2位は僅差で「辛いラーメン」が36.6%、ややスコアが離れて3位に「しゃぶしゃぶ」が16.1%、4位に「すき焼き」が15.5%という上位の顔ぶれであった。性年代別では、1位の「麻婆豆腐」はまんべんなく支持を集め、2位「辛いラーメン」は30代・50代男性で支持が高かった。また、20代・30代女性では「純豆腐(スンドゥブ)」や「チーズタッカルビ」などの韓国料理が目立って支持を集めた。前述で男性が夏に熱いものを食べる理由として「汗をかきたいから」が目立ったが、その実際の食べ物として「辛いラーメン」を特に好んでいることが分かった。
熱い食べ物以外では、一転して女性の意識の高さが目立つ
熱い食べ物以外に、意識して夏に摂取しているものについて聞いた。1位「水分」が53.9%、2位「塩分」が36.8%、3位「すっぱいもの」が29.3%であった。「特に意識して摂取しているものはない」人も20.3%と一定割合を占めた。性年代別では、全体的に女性のほうが男性よりも意識して摂取しているものが多い結果になっており、特に30代女性では、「水分」「塩分」「すっぱいもの」「ビタミン類」「ミネラル類」において全体よりもかなり割合が多く、意識の高さがうかがわれる。一方で、20代男性は「特に意識して摂取しているものはない」が26.5%と全性年代中最も多かった。また、「すっぱいもの」については、20~50代男性で顕著に低く、逆に30~60代女性で意識が高い結果となり、男女差がはっきりとしている。
調査名:外食市場調査(2019年5月度)
調査方法:インターネットによる調査 首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食および中食のマーケット規模を把握することを目的に実施した調査(外食マーケット基礎調査)の中で、夏にあえて熱いものを食べることがあるか、夏にあえて食べる熱い食べ物やその理由、熱い食べ物以外に意識して夏に摂取しているものなどを聴取。 調査対象:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)