![浙江省杭州市のアリババ本社](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2021/08/2021-08-03T221908Z_1_LYNXMPEH721AX_RTROPTP_4_TSINGHUA-UNIGROUP-M-A-UNISPLENDOUR.jpg?auto=format%2Ccompress&ixlib=php-3.3.0&s=222e841e19c5f17fcf396a288c2d5de4)
[3日 ロイター] – 中国電子商取引最大手のアリババ・グループ・ホールディングが3日発表した第1・四半期(4-6月)決算は、売上高がアナリスト予想に届かなかった。京東商城(JDドット・コム)や拼多多(ピンドゥオドゥオ)といった同業者との競争激化や、新型コロナウイルス関連の行動規制緩和に伴って消費者がネットより実店舗での支出を増やしたことなどが影響した。
売上高は前年同期比約34%増の2057億4000万元(318億3000万ドル)で、リフィニティブのIBESデータに基づくアナリスト予想は2093億9000万元だった。前年同期は70%を超える伸びだった中核事業の電子商取引からの売上高は、およそ35%増の1802億4000万元にとどまった。クラウドコンピューティング事業の売上高は29%増の160億5000万元。
純利益は前年同期の475億9000万元から451億4000万元に減少。ただ調整後1株利益は16.60元と、アナリスト予想の14.43元を上回った。
傘下の金融会社アント・グループへの投資で得た利益は44億9000万元だった。
ダニエル・チャン(張勇)最高経営責任者(CEO)は、中国規制当局が進めている規制変更がアリババの事業にどう影響するかを注視し続けていくと述べた。