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ドミノピザ、日本では大量閉店も中国では1000店舗突破の理由

牧野 武文(ライター)
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宅配ピザのドミノピザが国内の172店舗を閉鎖することを発表した。

コロナ禍以降、宅配ピザの需要が高まったことを背景に約300店舗の新規出店を行ったが、需要減を受け店舗数の調整を行い、収益性改善を図るねらいだ。これにより国内店舗数は800店舗程度に落ち着くようだ。

一方で、中国のドミノピザはコロナ禍以降好調を維持し、2024年11月には目標としていた1000店舗を突破している。

1997年に中国に進出したドミノピザは、実はこの四半世紀の間、鳴かず飛ばずの状態だった。それがコロナ禍以降、積極的な出店で結果を出し始め、少なくとも過去7年間は赤字であったところ、2024年上半期に5100万元(約10億7000万円:1元=21円換算)の営業黒字を計上している。

コロナ禍が宅配飲食にとって大きなチャンスになったことは同じであるのに、日中で好対照の結果となっている(図表)。いったい何が違うのか。

徹底したメニューのローカライズが奏功

中国で展開する飲食企業が避けて通れないのが「本土化」(ローカライズ)だ。これができないチェーンは早晩敗退することになる。最も成功しているのはKFCで、お粥やスープなどの中華メニューも用意し、1万2500店舗もの展開に成功している。

しかし、むやみに中華メニューをつくると、ブランドイメージとの乖離も起きてしまうため、本国(本社)との交渉は簡単ではない。そこで、

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