Z世代熱狂!2021のダブルイレブン注目カテゴリー「中古ラグジュアリー品」日本企業も参入
渡航制限中で海外旅行に行けない中、加速度的に越境ECが活気づいている。2021年9月16日の※ダブルイレブン(W11 / 独身の日:以下、W11)加盟店会議にて、今年のW11ではニッチな香水やペット用品、中古ラグジュアリー品など、約40の新しい輸入トレンドカテゴリーに焦点を当てると紹介された。 2019年から市場が成長していたが、W11でも言及されるほど注目を浴びている。今回はその中でも中国の若者の間で熱い支持を受けている「中古ラグジュアリー品」について紹介する。
※毎年11月11日に開催される、中国における年間最大のECイベント。
2021年第1四半期、越境EC「天猫国際」では新規海外ブランドが前年同期比63%増加
インバウンド需要が大きかった日本では、中国越境ECへの出店が急がれている。2020年には全日空の海外旗艦店や、美容系口コミサイト@cosmeなども天猫国際に参入した。越境EC市場の成長は著しく、毎月平均400以上の海外ブランドが新たに登場し、海外新規ブランド数は、前年比で125%増加した。2021年にはさらに加速し、1月だけで600以上の海外の新ブランドが参入している。
全日空や@cosmeのような従来の消費者ブランドだけでなく、海外セレブのパーソナルブランドも続々と登場しており、テイラー・スウィフト、リアーナ、キム・カーダシアンなどに続き、3月にはグラミー賞を2回受賞したビリー・アイリッシュのパーソナルブランドが正式に出店。Z世代はニッチなブランドを好む傾向があり、越境ECの追い風になっている。
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